こんにちは。背景担当の吉川です。
今回FFCCCBではフリーフィールドを担当しました。

肩書的にはサブリーダーです。一般企業でいうと係長でしょうか。偉くなったものです。
肩書をつけちゃった非人格者は力を使いたくなるというのが世の常でして、
普段は小動物のように木陰でドングリを頬いっぱいに詰め込んでいる私も、
身の丈以上に増長して行く訳です。

牛丼屋の紅生姜を全て食べ尽くすことは言うに及ばず、
メディアに露出しては特定のバーチャルアイドルを「俺の嫁」と吹聴。
挙句の果ては、透明人間という遺伝的優位性を活かし、
スパゲティナポリタンの食品サンプルのフォークを持ち続けるバイトで、
微妙な副収入を得るという社則破りも行ったり行わなかったりの悪業三昧。

そして鬱屈した世相をも具現化するべく、背景煩悩も独善的にエスカレート。
「王都の庭園だから花が無いと寂しいよねー」と花壇を勝手に足してみたり、
「通路と泉のマリアージュがトレビアーンヌ」とか何とか言いながら水路を掘ってみたり…。

通常そういったデザイナーの寝言のような妄想具現化マップは、
企画さんから腫れものに触るような言い回しで代替え案を促されたり、
体育館裏で竹刀を弄る先輩をバックに体よく断られたりするのが落ちなのです
(プリンセスなプロジェクトでは、担当者がプロジェクトから離れるタイミングでデータが元に戻るイリュージョンも)。

しかし今回のプロジェクトはガードが甘かったのか、
企画さんにもデザイナーの夢遊病癖が伝染ったのか、
却下されるどころかネタが増幅されて返ってくる事故が多発。

例えば、王都アルフィタリアの改札前です。
ここの階段は絵作りをする前段階では一本道だったので、
「いらっしゃいませアルフィタリア」的な垂れ幕でも掛けようかと、
道を分岐させて正面に目立つ壁を作っておいたのですよ。
それを企画さんに渡して、暫く寝たフリを決め込んだ数週間後、
僕が見たものは、「元に戻った一本道階段」でも「温泉街風の垂れ幕」でもなく、
「大型液晶ディスプレイ(Wiiリモコンでチャンネルが替わる機能付き!)」でした。

これが噂の…!

ええ、予想と違う方向にネタが増幅されています…。

と言う訳で、良い大人が寄ってたかって作り込んだFFCCTCBワールドですが、
開発者の思惑そっちのけで楽しんで頂ければ幸いです。


※「FFCCTCB」は「FINAL FANTASY CRYSTAL CHRONICLES THE CRYSTAL BEARERS」の略だぞ。
コード表だと思ってギターを弾いても対応するメロディは無いぞ。
「ロキヤキマロキラ」は越美北線の雪かき車編成で「ロータリー車+機関車+職用車+機関車+マックレー車+ロータリー車+機関車+ラッセル車」の略だぞ。

FINAL FANTASY CRYSTAL CHRONICLES THE CRYSTAL BEARERS
背景+鉄分担当(フィールドモデルデザイナー) 吉川隆之