皆さんこんにちは。
『FFCC クリスタルベアラー』、遊んでいただきありがとうございます。
フィールドプランニングを担当した松田です。

今回はクリスタルベアラーの世界で生活する
人々についてお話しさせていただこうと思います。

リルティ、クラヴァット、セルキー、そしてユークの四種族。

開発初期、街や村では会話を通じての情報収集やクエストの受諾、
バトルフィールドでは魔物と戦う、というオーソドックスなスタイルを踏襲していたのですが、
開発が進み、街もバトルフィールドもシームレスでつながった世界を歩いているうちに、
街や村の人々と、魔物に対するアプローチも同じようにシームレスに。
というコンセプトが固まりました。

クリスタルベアラーとして恐れられている存在である主人公レイルが
ふだん訪れた街や村でどう振る舞っているのか、
それを陰惨な形ではなく痛快に表現しようとした結果でもあります。
いたずら8割ってのもどうよ、という気はしますが。

痛快に吹き飛ばせ!

魔物と同じように扱うことで今作の人々の表現は苦労の連続でした。
レイルの能力で持ち上げたり投げ飛ばしたりした際のリアクションやボイスは、
ユーザの皆さんが痛々しく感じたり罪悪感を引きずったりしないよう、
いい塩梅のコミカルさを目指しチーム内で何度も試行錯誤を繰り返しました。
女性を持ち上げた時のスカートの中問題、地味にもめたなあ……。

その結果を楽しんでいただければ幸いです。

それともうひとつ…
もっと人々と会話したかった!という皆さん、ごめんなさい。

今回、人物にはテキストで極力「出自を語らせない」ことを意識しました。
AIで制御された人々はあちこち自由に歩き回ります。
客と売り子。母親と泣いている子供。衛兵どうしの間抜けないさかい。
役割を固定せず、見る人によってどのような関係性にも受け取れる、そんな作りを目指しました。

街や村のいたるところで一回性の、開発者も想定していないような関係が生まれることが多々あります。
レイルの能力が介入することでその構図もくるくる変わります。
街や村を訪れるたびに変化する人間関係、いろいろ想像して楽しんでもらえると嬉しいです。

FINAL FANTASY CRYSTAL CHRONICLES THE CRYSTAL BEARERS
フィールドプランナー 松田 友輔