『クリスタルをその身に帯び、魔力を自在に操る者。

その技は人を超え、その力は人を傷める。

救世主か、呪われし者か、クリスタルベアラー。』

過去、リルティ族とユーク族は互いの存在を賭した戦争を起こした。
武力と科学技術力に秀でたリルティ族と、魔法に秀でたユーク族の力は均衡し、最終的には互いの種族に呼応するクリスタルをどちらが早く破壊できるか、という競争となった。
そして、リルティ族がユーク族に呼応するクリスタルを破壊し、ユーク族はこの世界から姿を消した―。

ユーク族のクリスタルが破壊された後、そのクリスタルは科学者たちの手によって研究され、クリスタルが秘めた力を様々な産業に活かす技術が確立された。
それと時を同じくして、魔法を操る能力を持つ異能者が現れ始めたのである。
異能者達は、必ず身体の一部がクリスタル化していたため、誰からともなく
『クリスタルベアラー』(クリスタルを帯びし者)と呼ばれるようになった。
彼らはごく稀な存在故、組織化する事は無かったものの、異能の力に溺れ暴挙を行う者が現れた事などから、たちまち畏怖の対象、厄介者のレッテルを貼られる事となったのだ。