SQUARE ENIX

本日は北米版ローカライズ開発スタッフからのコメント第三回目をお届けします。
前回までのお話はコチラから→[第一回目][第二回目]
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日本語の台詞の意味を保持しつつ、”al”が付いて実在する言葉を調べて使うのです。
難しい内容の台詞は長くなりがちなのですが、それでも当然文字数制限の中に収めないと いけないわけで、そうなると言葉の順序を入れ替えたり、次の台詞にずらしたり、などの工夫も必要になります。

(例)
アルハナーレム
「クリスタルは感応触媒である One uses a crystal as a catalyst to
術者の感応力に反応して魔素を形成し shape elements with which the user
意志をもって式と成す then wills the formula magical.

そもそも

An average person possessing the
クリスタルが変質するほどの fortitude of spirit required to
精神強度は常人では無理なのであるな alter crystals is improbable...

クリスタル使いレベルの者であれば

while a crystal user could spark
変質は起こりうる現象ではあるが a host of phenomena variational,
それは自滅行為であるし…… but always at a cost personal--

おかげでネイティブの我々も語彙が増えました(笑)。
日本語を英語に変換する苦労は、北米の一般プレイヤーには見えないもの。
英語が間違ってさえいなければ、「日本語から英訳されている」事実には気が付いて
くれなくて当然だからです。でもこのように徹底したキャラ作りの工夫を見てもらえれば、
プレイヤーにも「がんばったなぁ」と認めてもらえるのではないかと思います。

アルには本当に苦労しましたが、
我々としても「翻訳者」以上に「ライター」としての達成感があります。

Jyun&Laurie

・・・続く

Square Enix, Inc.
FINAL FANTASY CRYSTAL CHRONICLES Ring of Fates
Localization Specialists
Jyun Takagi & Laurie Spillane